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UPDATE: 本サイトは慶応義塾大学徳井直生研究室Computational Creativity Labの学生らによって運営されています。

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本サイトは、AI (人工知能)と「表現」、人間の「創造性」の未来を考える上で興味深い「論文」「デモ」「作品」「記事」などを紹介するサイトです.  AIによる表現に興味のあるクリエイター、アーティスト、あるいはAI研究者を主な対象とし、今、何が起きているかを毎日少しずつ伝えるリンク集を目指しています.

なぜ「AIと表現」を考えるのか.

もちろんそれはAIによってアーティストの仕事を置き換えようとか、作品を自動生成しようということではありません. AIが人とは違う知能として存在することで、今まで人が考えもつかなかったような気づきを得たり、気づいていても労力と時間の制限からとても試しきれなかったようなアイデアを、AIによって実行に移せるのではないかという大きな期待からです.

クリエイティビティの源泉が、既存のアイデアの新しい組み合わせにあるならば、その結果を自動的に評価できるAIの存在は人間にとって間違いなく福音です. 新しい組み合わせを作り、試し、評価・取捨選択するというサイクルをいままでにないスピードで回せるのですから.

新しい技術とそれがもたらす社会の変化を批評的な目でとらえることは、アート(特にメディアアート)のひとつの役割のはずです. しかしことAIに関して言うと、難解なイメージだけが先行して、実態がつかめないと感じるアーティスト、クリエイターが多いのも事実です. このサイトがすこしでもその心理的な障壁を下げる役割を担えれば幸いです. サイトに上がってくるリンクをなんとなく眺めながら、Deep Learningでこんなことができるんだ (あるいはこんなことしかまだできないんだ)、この辺が研究トピックとして熱いんだなと想像をかきたてるようなサイトになればと思ってます (荒削りな研究論文がもたらす示唆のほうが作品よりもよっぽど刺激的だったりします). こういった情報に触発されて生まれた作品がAIと人間の関係に新しい視野をもたらし、AI技術の研究開発そのものにもよい影響を与えるのでは… そんなことを願っています.

本サイトは即時性とカバーするトピックの広さを重視し、個々の論文や研究について、深く掘り下げて伝えることは目指していません。あくまで入口を提供する場であり、詳細は論文を読んでくださいというスタンスです。AIの研究分野ににうとい方でも内容をなんとなく想像できるように、なるべく平易な日本語で書くことを心がけようと思います。また、AIとは何かという議論にもここでは踏み込まないでおきます. ここでは進化の結果生まれた自然の知能を、人工的に実現する仕組みとしておきましょう. Deep Learningを中心に、この定義に当てはまる幅広い技術トピックを取り上げる予定です.

「AIと表現」というとなにか特殊な狭い領域のように思うかもしれません.それは、1995年頃にインターネット上のあるいはインターネットが可能にする新しい表現について考えましょうと言っているのと同じなのではないかと思います. そういえばあの頃そんなサイトがあったな、とあとで振り返って笑えたら幸せです.

2017.3.24 徳井直生  @naotokui

本サイトでは記事を書きたい!というボランティアを随時募集しています。

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徳井直生 (Qosmo, Inc.)

Fontend Engineer
三登 健太郎 (armsnox)

Web Design
藤井かおり (Rhizomatiks Design)

Logo / Color Design
三ッ間菖子

Supported by
株式会社 Qosmo